くまだ眼科クリニック|058-243-2600

診療案内
【 ドライアイ 】

ドライアイとは

ドライアイは、涙の量が少ない病気と思われていますが、涙の質が下がるのもドライアイです。
涙は、外側より油層・水層・ムチン層の3層からできています。油層は乾燥しないように目を守っています。水層は涙の大部分を目に酸素や栄養を送っています。ムチン層は角膜に接していて涙を目にとどまらせる働きをしています。
どの層に障害が出ても、ドライアイの症状が出る可能性があります。
近年のパソコン業務の増加やスマートフォンの普及などにより、ドライアイの患者様は増えています。現在、2000万人以上の患者さんがいると言われています。

ドライアイの症状

ドライアイチェックシート
ドライアイ

ドライアイの治療

❶ 点眼治療
まず、最初は保湿を目的とする目薬を処方するのが一般的です。保湿を目的とする目薬は、数多く出ています。
それでも、効果が不十分な時は、涙液の産生を増やす目薬を使用します。最近では、ジクアス点眼液3%やムコスタ点眼液UD2%が使用されています。
ジクアス点眼液3%は、涙の層の水層とムチン層の分泌を促進する目薬です。
ムコスタ点眼液UD2%は、涙液層のムチン層の分泌を促進する目薬で、粘膜の保護や修復に効果があります。

❷ 涙点プラグ
点眼治療で効果がなかった時は、涙の出口の涙点というところを閉じる治療をします。お風呂に栓をして水をためるといったイメージです。涙点は、目頭の上下にある涙の出口です。
涙点プラグをした後に点眼治療を一緒に行うのも効果的です。
涙点プラグは、2種類あります。コラーゲンプラグとシリコン製プラグです。
コラーゲンプラグは、ネバネバした液体を涙点から注入します。しばらくすると、体温で固まります。しかし、2カ月くらいで溶けてなくなり、元に戻ってしまいます。元に戻るという安心感はありますが、効果が短く弱いといったデメリットもあります。
シリコンでできた固形のプラグは、つけている間は効果が続きます。当院では、まず下方の涙点に挿入して、必要に応じて上方の涙点にも挿入しています。

コラーゲンプラグ(キープティア)

❸ 涙点閉鎖術
涙点プラグがはずれる患者さんは、ご希望があれば、涙点を縫って閉じる治療をすることがあります。

❹ 血清点眼
重症のドライアイの患者さんに処方しています。
自分の血液で作った目薬です。
採血をさせてもらい、遠心分離機にて血液を分離して作ります。

日常生活の注意点

  • 視力の確認 視力が低下していたりメガネの度が合っていないと、目を凝らすため瞬目(まばたき)の回数が減り、涙が蒸発してドライアイが悪化します。視力の検査も重要です。
  • エアコンなどによる乾燥  部屋が乾燥し、ドライアイが悪化することがあります。部屋の湿度には注意してください。
  • パソコンやスマートフォンの長時間使用 パソコンやスマートフォンを長時間される方は、画面を凝視することにより瞬目(まばらき)の回数が減ります。それにより涙が蒸発してドライアイが悪化します。 意識して瞬目(まばらき)を多くしてください。また、こまめに休憩をとり、目を休ませてください。
  • パソコンの画面を目線より下に 上を見ると自然に瞼(まぶた)は大きく開き、涙が蒸発してドライアイが悪化します。パソコン画面の位置を視線の下側にして瞼(まぶた)を下げることにより目の乾燥を防ぐことができます。
  • 蒸しタオル・眼瞼のマッサージの施行  眼の表面は油層により涙の蒸発を抑えています。蒸しタオルで瞼(まぶた)を温めることにより、油分の分泌が改善されます。 また、洗顔時や入浴時に指のはらで睫毛(まつげ)の根元周囲をやさしくマッサージすることにより、油分の分泌が改善されます。