網膜剥離、網膜静脈閉塞症、硝子体出血、緑内障(急性緑内障発作)、加齢黄斑変性、ぶどう膜炎、視神経炎、網膜動脈閉塞症、中心性漿液性網脈絡膜症などが考えられます。
重症疾患が含まれますので、早めの眼科受診をしましょう。
目の症状
光視症
(通常、片目の視界に
光が走る症状)
網膜剥離、網膜裂孔などに注意が必要です。飛蚊症を伴うと、さらに注意が必要です。
早めの眼科受診をお勧めします。散瞳薬(瞳を広げる目薬)による眼底検査が必要になる場合が多いので、帰りが見にくくなります。ご自分での運転は控えていただくことをお勧めします。送り迎えをお願いするか、公共交通機関でお越しください。
片目が暗くなったが、数秒から
数分で
見えるようになった
一過性黒内障が疑われます。一過性黒内障とは、目にいく血管の流れが悪くなっている状態です。
眼科を受診し、眼底に異常がなければ、脳外科で検査となります。
二重に見える
片目で二重に見える場合は、乱視などの屈折異常や白内障などが考えられます。
片目で一つに見えるが、両目で見ると二重に見える場合は、眼球運動障害や斜視の可能性があります。注意すべきは、頭の病気や全身疾患の可能性があることです。まずは、眼科を受診していただいて、必要に応じて総合病院で精密検査を受けていただくこともあります。
白目が赤い
出血か充血のどちらかです。どちらかにより、治療が異なりますので、眼科受診をお勧めします。
白目がブヨブヨに
なっている
アレルギーと思われます。治療が必要ですので、眼科受診をお勧めします。
健康診断の結果
検診で「視神経乳頭陥凹拡大」「視神経線維層欠損」を指摘されました
緑内障が疑われています。眼科にて、視力検査、眼圧検査、視野検査、OCT検査を受けましょう。
「網膜出血」「眼底出血」を指摘されました
糖尿病や高血圧などの全身疾患に伴うものなどさまざまな原因が考えられます。眼科を受診して、精密な眼底検査を受けましょう。
「H1S1」と書いてありました。どういう意味でしょうか
目は、直接血管が見える唯一の器官です。高血圧と動脈硬化の程度を目の血管で判定しています。
Hは高血圧性変化で、H0~4まで分類され、数字が大きくなると高血圧が進んでいると判断することができます。
Sは動脈硬化性変化で、S0~4に分類され、数字が大きくなると動脈硬化性変化が進んでいると判断することができます。
「ドルーゼン」を指摘されました
加齢黄斑変性の前段階として出る眼底所見です。眼科にて、眼底検査やOCT検査などを受けましょう。
「黄斑部異常」を指摘されました。
黄斑部は網膜の中心にあり、物を見るのに非常に大事な場所です。眼科受診をして、眼底検査、OCT検査などを受けましょう。