翼状片とは
結膜(白目)の細胞が異常増殖し、角膜(黒目)の上に入りこむ病気です。充血、異物感、視力低下などの症状が出ます。
翼状片の治療
角膜(黒目)の上に異常に増殖した組織を切除し、その後、充血や再発を防ぐ治療をします。
加齢、ハードコンタクトレンズ、先天性(生まれつき)、神経疾患など
軽症なものは、皮膚を切ることなく、瞼の裏に細いナイロン糸を通して瞼(まぶた)を上げる手術をします。術後の瞼の腫れが少ないという利点があります。
重症例では、皮膚を切って、瞼を上げる筋肉を短縮する手術を行います。瞼の腫れがひくのに、個人差はありますが1週間程かかる場合があります。
眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法)(片目)
3割 | 2割 | 1割 |
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約24,000円 | 約16,000円 | 約8,000円 |
眼瞼下垂症手術(その他のもの)(片目)
3割 | 2割 | 1割 |
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約21,000円 | 約14,000円 | 約7,000円 |
結膜(白目)の細胞が異常増殖し、角膜(黒目)の上に入りこむ病気です。充血、異物感、視力低下などの症状が出ます。
角膜(黒目)の上に異常に増殖した組織を切除し、その後、充血や再発を防ぐ治療をします。
翼状片手術(片目)
3割 | 2割 | 1割 |
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約13,500円 | 約9,000円 | 約4,500円 |
「ものもらい」、「めばちこ」、「めいぼ」などと呼ばれています。
瞼(まぶた)にある分泌腺がつまり、脂がたまったり、細菌が感染したりすることで起こります。
瞼(まぶた)にしこりができたり、瞼(まぶた)が腫れ痛みを伴うこともあります。
他の人にうつることはありません。
点眼治療、状態によっては抗生剤の内服を行います。
症状が重い場合は、切開を行います。
霰粒腫摘出術(片目)
3割 | 2割 | 1割 |
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約3,600円 | 約2,400円 | 約1,200円 |
両側の眼瞼が痙攣(けいれん)します。
症状は、軽症なものでは「瞼(まぶた)がぴくぴくする」や「まばたきが多くなった」などですが、重症になると「まぶしい」や「目が乾く」や「目を開けることができない」などと深刻な状態になります。
通常は片側の目の周りから痙攣が始まり、だんだん頬から口にかけて片側の顔全体が痙攣するようになります。
治療には、ボトックス治療や薬物治療や手術があります。くまだ眼科クリニックでは、ボトックス治療を行います。
ボトックス治療の効果は、2~4か月で、効果がきれると、再度注射が必要です。
ボトックス注射
3割 | 2割 | 1割 |
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約14,000円 | 約10,000円 | 約5,000円 |
逆さまつげが眼球にあたると、角膜(黒目)に傷をつけたり、感染を起こしたりすることがあります。
症状としては、目の異物感、涙が出る、目の痛みなどが出ます。
逆さまつげには、眼瞼内反症と睫毛乱生症に分けられます。
先天性(生まれつき)のものと老化による皮膚のたるみで起こる老人性のものがあります。
先天性のものは、自然に治ることがあるので経過観察をすることが多いです。しかし、角膜の傷が強い場合は小学校入学時ごろに手術する場合もあります。
老化によるものは、自然に治ることは少ないです。定期的に睫毛(まつ毛)を抜くか、場合によっては皮膚のたるみをとる手術が必要です。
眼瞼内反症手術には、皮膚のたるみをとる皮膚切開法と糸を埋め込む縫合法があります。
数本の睫毛(まつ毛)の生える方向や場所が眼球側をむいているために、角膜(黒目)に傷をつけたりします。
定期的に睫毛を抜くことも多いですが、また生えてきて症状を繰り返す場合が多いです。
何度も繰り返す場合や症状が強いときは、睫毛電気分解(毛根を針で焼く治療)を行うこともあります。
眼瞼内反症手術(皮膚切開法)(片目)
3割 | 2割 | 1割 |
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約9,000円 | 約6,000円 | 約3,000円 |
眼瞼内反症手術(縫合法)(片目)
3割 | 2割 | 1割 |
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約7,800円 | 約5,200円 | 約2,600円 |
睫毛電気分解(片目)
3割 | 2割 | 1割 |
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約4,000円 | 約2,800円 | 約1,400円 |
アデノウイルスが原因の結膜炎で、「はやり目」ともよばれます。
感染力が非常に強いので注意が必要です。
感染経路
感染者が手で目に触れると、大量のウイルスが手指に付着します。その手で触ったものにウイルスが付着します。それらを他の人が触って感染するという接触感染で広がります。
家庭内や学校内や病院内や職場内での感染の広がりが問題になります。
症状
感染してから1~2週間で発症します。目の充血、強いめやになどの症状が出ます。
角膜(黒目)に傷がつくと、異物感やまぶしさや視力低下などの症状が出ます。
感染予防
出勤停止に関して
学校保健法の第三種学校伝染病に指定されています。医師が感染力がなくなったと判断するまで出席停止となります。
大人の方も感染を広げないために、仕事を休むことをお勧めします。
検査
涙を濾紙にしみこませて、検査キットを使って検査をします。お子様でも泣かずに検査ができます。
検査時間は、約7分です。
検査で、陰性と出た場合の約80%はアデノウイルス結膜炎を否定できますが100%ではありません。検査で、陽性と出た場合は、ほぼ100%アデノウイルス結膜炎と考えられます。
治療
ウイルスに効果のある目薬はありません。2次感染を予防するための抗生物質の目薬と充血などを抑えるステロイドの目薬を使用し、治療します。
2週間程すると、ウイルスに対する抗体が作られるため、自然に治ります。
後遺症
炎症が強いと、角膜(黒目)に斑点状の混濁ができて、まぶしさや視力低下を起こします。2週間以上しても、角膜の混濁が残るときは、ステロイドの目薬を使います。
治療を続けると、徐々に混濁が改善しますが、数ヶ月治らなかったり、混濁を繰り返したり、混濁が残ったりする場合があります。
くまだ眼科クリニックでの対応
感染性のあるウイルスによる結膜炎が疑われた場合は、他の患者様とは別の椅子に座っていただきます。診察後は、すぐにお車で待っていただき、スタッフがお車までうかがいます。お車でのお薬処方と会計になります。
再診時は、電話で連絡いただき、お車で待機していただき、診察時にスタッフが案内させていただきます。
院内感染予防のため、ご理解の程、よろしくお願いいたします。
外から入ってくる異物によって、体が異常なアレルギー反応を起こし、目のかゆみや充血を起こします。
季節性アレルギー性結膜炎
主に花粉が原因で起こるアレルギーです。
通年性アレルギー性結膜炎
身の回りにあるものに対して、1年を通して起こるアレルギーです。
春季カタル
アレルギー性結膜炎の重症になると、まぶたの裏が石垣のようにボコボコになります。
子供にみられることが多いです。
炎症が強いと、角膜(黒目)を傷つけたり、混濁を起こしたりします。
アレルギー性結膜炎の主な治療は、目薬による治療です。
❶抗アレルギー点眼薬
❷ステロイド点眼薬
❸免疫抑制点眼薬
主に、抗アレルギー点眼薬とステロイド点眼薬で治療します。春季カタルや重症なアレルギー性結膜炎では、免疫抑制点眼薬を使う場合があります。
診察にて、手術の日程を決めます。
手術日の飲酒はお控えください。
基本、手術翌日受診して頂きます。
麻酔の時に痛みを感じますが、手術中の痛みはほとんどありません。
軽症の場合、瞼の裏に細いナイロン糸を通す手術で、約10分です。
重症の場合、皮膚を切り、瞼を上げる筋肉を短縮する手術で、30分から40分です。
ハードコンタクトレンズは硬いので、長期使用で瞼を上げる筋肉を傷めてしまい、瞼が下がってしまいます。気になるようでしたら、手術をお勧めします。
翌日から可能です。ただし、傷口をこすったりしないでください。
軽症で、瞼の裏に細いナイロン糸を通す手術は、あまり腫れません。
重症で、皮膚を切って、瞼を上げる筋肉を短縮する手術は腫れることが多いです。
十分に点眼麻酔をしてから手術を始めます。さらに、結膜(白目)に少量の麻酔を注射します。
手術中の痛みはほとんどありません。
5~10分です。
再発例は、もう少しお時間をいただく場合があります。
翼状片手術で、角膜(黒目)はかなりきれいになり、充血も抑えられます。しかし、角膜(黒目)の深い層に入り込んだ濁りは取れないため、濁りが少し残る場合があります。
翌日から可能です。
翼状片を取り除いた後の角膜(黒目)に上皮がはるまで、数日ゴロゴロします。
充血は徐々に改善しますが、完全に治るには約1~2か月かかります。
うつりません。
ものもらいは、状態や個人差により治り方は、さまざまです。
一般的には、細菌感染して腫れる場合は、治るまで約1週間かかります。
しかし、硬いしこりが残るようなものでは、治るまで数ヶ月かかるものがあります。
しこりが残る場合は、時間がかかる場合があります。
目薬で自然に治るのを待つのか、手術で摘出するかを医師と相談してください。
コンタクトレンズはできるだけ控えてください。
また、睫毛(まつげ)の生え際にお化粧をすると脂の出口(マイボーム腺の出口)を塞いでしまいます。睫毛の生え際のお化粧は控えることをお勧めします。
子供のものもらいの治らない原因は、目薬がうまくできない、不潔な手で目を触るなどのさまざまな原因が考えられます。
目のまわりを清潔に保つことが大切です。
小学生くらいまでは、手術中に暴れたりしますので、ものもらいの切開するのは簡単ではありません。
目のまわりを清潔にして、目薬で自然に治るのを数か月待つ場合が多いです。
どうしても治らない場合は、お子さんの年齢や目の状態によって切開することもあります。
麻酔の時に痛みを感じますが、手術中の痛みはほとんどありません。
目の周りの傷は、目立たなくなる場合が多いです。皮膚を切る場合でも、瞼と平行に切るため、二重に隠れて目立たなくなります。
しかし、絶対に傷が残らないとは言えません。
ものもらいは、瞼の分泌腺がつまり脂がたまったり、細菌が感染したりする疾患です。
瞼の脂の流れを良くすることが重要です。
脂の流れを良くする対策として、お風呂で瞼を温めてマッサージをすることや、蒸しタオルで瞼を温めることが有効です。
また、睫毛(まつげ)の生えているあたりをマッサージしながらよく洗うことをお勧めします。目の周り専用のシャンプーもあります。
同じ場所、または左右の別の場所に何度も再発をする方がいます。
そのような方は、日常から前述の予防法をこまめにすることをお勧めします。
ほとんどが原因不明です。
しかし、3割は精神安定剤や睡眠薬などの薬が原因という報告もあります。
最も多く行われている治療は、ボトックス注射です。目の周りの痙攣している筋肉に、細い針を使って薬剤を注射します。
効果は、2~4ヶ月で個人差があります。
約5分です。
乳幼児期によくみられますが、年齢とともに自然に改善する場合が多いので、経過観察する場合も多いです。
しかし、角膜(黒目)に強い傷がつく、異物感や流涙などの症状が強い場合は、手術をする場合があります。
手術は糸を埋め込む手術をする場合が多く、抜糸はいりません。
手術となった場合は、小児の場合は全身麻酔になりますので、専門の総合病院をご紹介します。
下眼瞼の皮膚や皮下の組織が緩むことで起こります。
通院にて睫毛(まつげ)を抜くのも一つの方法です。
しかし、完全に治すためには、手術が必要になります。
緩んだ皮膚を切除して、緩んだ皮下組織を補強する手術です。
少し顔つきが変わることがあります。
また、再発する可能性があります。
学校保健法の第三種学校伝染病に指定されています。医師が感染力がなくなったと判断するまで出席停止となります。
社会人もこれに準じた扱いと考えていいと思います。
おおよその目安は、発症後10日ほどと考えられています。
検査は、陰性でも100%否定はできません。2割程の見逃しがあります。陰性と出ても症状が治るまでは、できる限り感染予防をすることをお勧めしています。
角膜混濁は、ステロイドの目薬などで炎症を抑える必要があります。状態によっては、数ヶ月から1年以上かかる場合があります。
途中で通院をやめて目薬をやめてしまうと混濁を繰り返すことがあります。しっかり時間をかけて治すことをお勧めします。
目が充血していて、うつる可能性があると判断した場合は、院内感染予防のため、他の患者様との接触を避けるように努力しております。
ご理解の程、よろしくお願いいたします。
季節性アレルギー性結膜炎の場合は、外出時のゴーグルやマスクやメガネをすることで、花粉が目に入ることを防ぐことができます。
さらに、帰宅時に、家の中に花粉を持ち込まないことが重要です。帰宅時に、着替える、髪をはらう、洗顔するなどをして、家の中に花粉を持ち込まないように注意しましょう。
ハウスダストをできるだけ取り除くことが重要です。
掃除機による絨毯などの定期的な掃除、換気、空気清浄機の使用、エアコンの清掃、寝具の手入れなどが有効です。
ハウスダストにもいろいろあります。
ほこりの中に、ダニやダニの死骸(しがい)や糞(ふん)、人のフケ、カビなどが混ざっています。
ほこり1g中に、ダニは約3000匹もいると言われています。
これらが混ざったほこりが、空気中を舞い、目に入ることでアレルギー性結膜炎が起こります。
抗アレルギー点眼薬は副作用も少なく、比較的安全な目薬です。
しかし、抗アレルギー点眼薬で治らないときは、ステロイド点眼液を使います。
ステロイド点眼液は、さまざまな濃度があります。
ステロイド点眼液を使用すると、人によって眼圧が上がることがあります。
しかし、万が一、眼圧が上がっても、目薬の回数を減らす、目薬の濃度を下げる、目薬を中止することで、眼圧は正常に戻ります。
長期間、ステロイド点眼薬を使用する患者様は定期的な眼圧測定をお勧めします。
〒501-3133
岐阜県岐阜市芥見南山1丁目16-1
バス停「南山団地」の目の前です。
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広い駐車場を完備しています。
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診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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9:00-12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | / |
15:00-19:00 | ● | ● | / 手術 |
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